大和川流転?

2019/02/18晴

 

 

田原本駅→寺川、飛鳥川、曽我川、葛城川、高田川、佐味田川馬見丘陵公園池部駅

   
 

大和川はその昔、大阪に在って氾濫する川の代名詞だったんだよね。山麓の多くの神社に、水の神様が祭られてるのが証かな。
生駒山地奈良県側の法隆寺南方3㌔程の幅に、たくさんの川が流れ込んでるよ。全て私が過去にウォーキングしたことがある、地域の川ばかりだよ...。ということで実地検分ということになったね。

起点の田原本町は桜井市(巻向)の西にあって、西方に歩いて8㌔程の間に、6本の川が流れていたね。しかも山がなく、仕切る壁も無いのに、6本の川は交じることなく、ほぼ平行的に並んで、南から北に大和川に流れ込んでるんだね(不思議といえば不思議じゃない?...有史以来だよ)。  いやぁ~今日は勉強しちゃったな。ヨカッタヨカッタ。


歩行17.3Km  GPS_ダウンロード                    GPS軌跡①  



      寺川、飛鳥川、曽我川、葛城川、高田川、佐味田川   

寺川 ; 御破裂山、談山神社の東側を流れている川だよね。竜在峠、三津峠辺りが源流かな。
飛鳥川 ; 今まで何度近辺を歩いたことか?。芋峠が吉野川との分水嶺だろね。
曽我川 ; 橿原市を抜け、御所市の最深部、吉野川分水嶺が源流でしょうね。
葛城川 ; 「風の森峠」付近が分水嶺かな(少し離れて宇智川は吉野川に流れている)。
高田川 ; 葛城山麓「山口、笛吹」辺りが源流域のようだね。

特異なのは、上記五川と大和川本流(初瀬川)が、この地域で交わることなく、ほぼ並行して流れていることだね。しかも有史以来ずっと?...(2000年だよ)。

たいして高い堤防を必要とせず、埋まれば掘って済んだのかな?。今の姿は2000年来の姿でしょう、治山治水のたまものでしょうか。

佐味田川 ; この川だけが馬見丘陵の西側を流れている小さな川だ(源流も馬見丘陵付近かな)


      馬見丘陵公園(巣山古墳、ナガレ山古墳)  (倉塚古墳、一本松古墳、池上古墳)  

今日のコ-スの最大標高差は15㍍ぐらい、馬見丘陵を歩いてもそのレベルなんだよね。まさか古墳の墳丘部が最高峰だったとは思わないが、平地の公園とほとんど違わないね。

古墳の整備はいいと思うけれど、その他は人の造作が多すぎて、自然に欠ける?...。私の好みの問題かな。ただ、駅まで遊歩道が繋がっていたよ(これはよかった)。

他にも大和川のこの近辺には、北から佐保川、富雄川、竜田川が流れ込んで来るんだよね。極めつけは石川(河内長野)だろうね。石川に押されるままに、上町台地と生駒山麓の間を流れ抜けて、淀川に流れ込んだんだよね

海だった河内湖は大湿地帯に変貌して、江戸時代には付け替え可能なほどに陸地化したんだろうね。(自宅近くの大和川、数年おきに浚渫工事をしてるけど、繋がってるんだ...)。
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