リハビリⅢ-79 生駒南端散策(雁太尾畑から峠)

2018/04/27  晴

 

 

柏原駅石神社、創造の森→雁多尾畑(かりんどおばた)→峠(地すべり整備地区)→河内堅上駅

   
 

柏原市峠地区にある地滑り多発地帯、今では整備事業も終わって安全だと思うんだけど、人の往来は殆ど無いみたいだね。たいへん大きな空間が広がっていて、一度は歩いてみたいと思っていた。夏は日蔭も無さそうで暑そうだけど、新緑萌える今頃なら最適かなと思ってたね...。

後背地の雁多尾畑(かりんどおばた)を歩いてみたら、いや~凄い処だったね、感動もしたね。平坦な所が全くないのに、一本の細い道の両側に民家が続いているよ。道の上も下も、斜面上に平地を見繕って家々が建ってるんだね。

家々に横並びがないんだね、一軒一軒の玄関口が道路から降りたり、登ったりと...。限界集落にもならず、その特異さは歴史も含めて大坂遺産の価値があると思うよ。


歩行14.9Km 
 GPS_ダウンロード                    
GPS軌跡①  



      高尾想像の森

生駒最南端を登るのは大変だよ、急坂では無いけれど登り一辺倒だからね(それに日当たりが良く日蔭もないんだから)。

ということで高尾創造の森から、変電所を迂回しながら雁多尾畑(かりんどおばた)を横断することになる。舗装路歩きが多いけれど、季節がら鮮やかな新緑が期待できるだろうからね(ブドウ畑の新芽が全体を新緑に飾ってくれるのだ)。

高尾山創造の森にはかなり癒されたね、農地転用の進んでる生駒南端にあって、森が豊に残ってるんだね。新緑が映えて気持ちが良かったね。


      雁多尾畑(かりんどおばた)へ

変わった地名だね雁多尾畑(かりんどおばた)、歴史は古く集落にある光徳寺は、平安時代創建だってね。古代に製鉄産業が盛んなりし頃、熱した鉄を冷やす「風」が重宝だったんだって。

そら~住居不適地の筈だよね!、よくもまぁ、限界集落にならず今に残ったもんだと感心するな~。現実にバスは入ってこれないだろうし、見渡して車庫の有る家があったかな~?。個人商店なんてあったかな~?。

特筆すべきはそんな集落だけど、結構大きな集落に見えるんだよな(過疎ではないな)。どんな産業があるんだろうね(小さなブドウ畑があっただけだよ)。


      峠地区へ降る

過去に大和川が地滑りで堰き止められて、上流の王寺町の住宅地が一部浸水したんだってね(奈良盆地が水浸しになっちゃうよ)。重大さに地滑り整備事業を、国が直轄で行う事にしたらしい。

私の適当解釈によるとこういう事だね。A 地上に降った雨は速やかに川に流せ。B 地下にしみ込んだ雨は速やかに掻い出せ。C 土が流されないように長い杭を一杯打ち込め。対策はこの三点のようだけど、意外と原始的なんだね。

とりあえず整備計画は無事竣工したらしくて、良かった良かった(おかげでのんびり散歩ができるのだ)。跡地は殖産には利用せず、公園化を検討してるようだね。今日の緑の大空間も、大阪遺産になればいいね。

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