2012/05/06  晴

 

 

粉河駅→(田代峠)登山口→田代峠→龍門山→(中央コース)登山口→粉河寺粉河駅

   
 

龍門山と飯盛山の縦走路沿いにある、和歌山県の天然記念物の桂の巨木「雌桂雄桂」を観察に行こう。実はこの巨木「雌桂雄桂」は過去2回挑戦したのだが、縁なくて未だに未達成なのである。地図に載ってない道ができてたりで、現場であちこち捜す時間が取れない、遠隔の地なもんだから簡単に諦めてしまうんだな...と。

今日は少ない看板を忠実に追っていこうと、田代峠から飯盛山方向の縦走路に乗る予定だった...。天気予報は概ね晴れだったのに、上層に冷気が流れ込んで全国的に崩れやすいんだって!、一時的なもんだろうとそこは臨機応変に構えていこう。

田代峠登山口から田代峠まで、案内の看板では一時間かかるらしいのに。登山口から10分も歩くと、もう雨が一粒二粒と降ってくるではないか...。

歩行 15.5Km   GPS_ダウンロード                    GPS軌跡@ A 

   

     龍門山周回

一粒二粒では諦めるわけにもいかず、峠にさえ着けばなんとかなるだろうと、様子見をしながらゆっくりと前進をすることになる。地蔵さんのところまでくると、細道に水が染み出してるではないか。

こんな道を下山したいとは思わないなぁ〜と思わずつぶやいてしまう。雨は段々雨量を増してきているが頭上には余り落ちてこない、だけど雷が鳴って来たゾ。峠にさえ乗れば何とかなるだろうと、気持ちは前進一本で迷わなくなって(峠から龍門山への道は3回ほど踏破していて、安心感が強いのである)。

で何とか峠に乗った。記念に写真を撮って、ここで雨カッパを着用することになる。結構降ってるような感覚なんだけど、周りの木々のおかげかな意外と濡れてないんだ。次はどこで待避するかだ。

雷は前方「龍門山」方向から聞こえてくる。従って急ぐ必要は無いんだけど、適当な待避場所を探して居ると、チョットした窪地があった。周囲は雑木の小枝で覆われていて、雨露も防げそうで大きな木もないようだ。よしここで待避する、なんの知識も無いが30分待てばよかろうと。

龍門山辺りでなっていた雷が動き出したようだ、しかも私の待避してる上の空が鳴っているぞ。ここで不思議な現象に遭遇したような...。真上から炸裂するような轟音に晒されれば怖かったんだろうけれどチョット違ったなぁ〜。風が梢を掻き分けて流れていくようなあの感じ、雷音が葉と葉の間を掻き分けて溢れてくるような、それは今まで聞いた事の無い、地割れを伴うような「がぁ〜」という、低くしかも巻くような音だったな〜。

こんな状態を3回ほど繰り替えして、雷は飯盛山方向に移動したようで、危機が去ったことを知る(万歳!)。5分も歩けば前方に磁石岩、此処で傘をしまい、10分も歩けば龍門山山頂に着く、ここでカッパを脱ごうとしたら、寒さにびっくりして下山口まで着用した。

だれもいなかった龍門山、こんな日に登るのは馬鹿なのかなとやや自嘲気味だ。ところがどっこい、下山をはじめると、30人もの団体さんがウンセウンセと登って来るぞ(ご苦労さん)。

     粉河寺の巨木

「雌桂雄桂」はいよいよもって縁が無いのかな?、3回目の挑戦も早々に予定変更してしまう。時間も早めに終わったので粉河寺の巨木を観に行った。

3番札所「粉河寺」は堂々の伽藍だな、大阪では4番札所「施福寺」しか知らないがエライ違いだ。2番札所「紀伊三井寺」同様に、さぞかしプライドがきついんでしょうね。

     

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