2012/04/30  晴

 

 

唐崎駅→壷笠山→一本杉→桜茶屋跡→弁財天→延暦寺駅

   
 

滋賀県の穴太から壷笠山を越えると、白鳥越え、青山越えと京都一乗寺に続く古道が繋がってるらしい。青山越えはともかく壷笠山から、白鳥越えを経て東海自然歩道に乗っかって、ハテ?下山はどこにしよう。比叡山周辺も未踏の道は少なくなってきて焦点が定まらない。

壷笠山は今でも比叡山が所有者らしい。白鳥越えを歩いていると、途中に「結界跡」の古い石柱をみて、なるほどと思ってしまう。往時の比叡山の権勢というか、勢いというのは、今の私達には想像もできないのかも知れないな。

ドライブエー沿いに、八重桜を見ながら一本杉まで来て驚いた。ここから京都トレイルにでる道が無いのである(記憶というのはあてにならないものだ)。以前、比叡アルプスを登って一本杉まで来たことがあるが、比叡アルプスを下山しようとは思わない。午前中、人っ子一人出逢わなかったもんだから、下山時は寛ぎたいと思ったんだな、急遽Uターン気味に比叡山(弁財天)に向かうことになる。

歩行 12.2Km   GPS_ダウンロード                    GPS軌跡@ A 

   

     壷笠山から1本杉

団地の最奥に道標はないが山道が延びている、道なりに登って行くと、私的に悩みそうな地点には、テープがそつなく用意されてるようで安心する。分岐を間違った箇所もあったがGPSのおかげで事なきを得た。

展望の無い壷笠山を過ぎると次は楽しみな古道歩きの筈だったが、白鳥越えは山の斜面を巻く道で幅員が細い。手術後の眼の調子はまだ十分でなく、こんな斜面を巻く細道が辛いなぁ〜、古道の面影なんて全くなくてマイナス思考になってしまうのだ。

巻道はやがて尾根道になり、東海自然歩道に乗っかるが、なぜか今日は暗い雰囲気を引きずるなぁ〜。眺望もなく、曇り空で射し込む光が少ないからかな(結局、夢見ヶ丘のドライブエーに出るまでこんな気分が続く)。

     ドライブエーの桜

夢見ヶ丘の桜は遠目には盛りを過ぎていて、早々に立ち去る事になる。ロテルド比叡まで来ると「八重桜」が満開だった。ここで予定外の時間を消費してしまったようで、下山はどうするか迷ってしまう。

一本杉から京都トレイルに乗れると思ってたんだけど、大きな勘違いだった(今日はこんなミスが多かった)。また来たいと思っていた「比叡アルプス」、今日はその気になれないなぁ〜。今は人が恋しいし、私の眼の回復は不十分そうで細尾根は歓迎しないぞ。

     桜茶屋跡ぁら弁財天、延暦寺駅

というわけで私の「東海道自然歩道」自薦コースの一つである、桜茶屋跡から弁財天、延暦寺参指道を歩くことになる。かって知ったる緑と巨木の中を、ゆっくりと観察しながら歩いていると、またまた時間を超過してしまった。

予定の「大比叡」にもよらず、結局ケーブルに乗って下山してしまった。本坂道、裳立山経由、紀貫之経由、無道寺道...、一度は歩いているわけで意欲がわかないんだなぁ〜

意欲の問題か、体力の問題か、はて又延暦寺の登山家チェックが嫌だったのか。今日は終日ゆっくり歩きだったな。おかげで自宅にPM5:30帰れた。

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