2012/04/24  晴

 

 

六田駅→脳天神社→金峯山寺→上千本→水分神社→高城山→吉野駅

   
 

大峯奥駆道の起点は六田の「柳の渡」しからだそう、「美吉野橋」を渡って左曽川下流の集落まで来ると、大峯奥駆道への道標があった。今日の予定は大峯奥駆道へは入らずに、道なりに左曽川沿いに林道終点まで田舎歩きに埋没する予定だ。

左曽川は渓流というほどでなく、渓谷というほどでなく、山あいを流れる川としては単調な川だった。広がりもないもんだから、農地もなくて、段々畑もなくて、私好みの田舎の景観に乏しいものだった。

林道の突き当たる脳天神社から450段ほどの石段を登れば、もう金峯山寺の蔵王堂に着いてしまう。蔵王堂は横からとか下からとか、見上げる感覚で眺めるとその巨大さがよくわかる。一大歴史地帯であるここ吉野の街は、山の尾根道沿いに時間を掛けて、発達したんだなと思えるなぁ〜。

歩行 19.2Km   GPS_ダウンロード                    GPS軌跡@ A B

   

     左曽川沿いに脳天神社  金峯山寺

集落ははやくに途切れるものの、舗装された生活道は左曽川沿いに延々と続き、終着地には水子地蔵、脳天神社があった。道沿いには祠とか神さんが祭られていて、不思議と素朴さを感じなかったのは、今も生活の中で身近に祭られているのでしょうね。

脳天神社からは450段の階段を登れば、金峯山寺の蔵王堂に着いてしまう。この簡便さに今日歩いた古道は大峯奥掛道の裏道として、往来もさかんだったんでしょうね。

楽しみだった蔵王堂の桜は、予想通りというか終わっていた。

     上千本、水分神社の桜

中千本を経て上千本へ、残ってる桜もあったが全体的には終わってる。それでも平日というのに、観光客は途切れることが無い(奥千本まで行くつもりか)。

花矢倉の展望をみて、桜の花の時期の移ろいを思ってしまったが、水分神社に参拝すると気分が一気に盛り上がる。外からは見えなかったけど、境内のしだれ桜がまだ満開?と見まごう程に花化粧されてるではないか(来て良かった)。

知らないで通り過ぎる人こそ哀れ。

     高城山から金峯神社

水分神社を過ぎて少し歩くと、前方に綺麗な山桜が覗いてくる。見上げると上方に桜が連なっているようだ。高城山の桜のよう、今が満開の時期らしく、またまた感激することになる。

高城山、去年は紅葉で癒されて、今日は桜に癒される相性のいい山なんだな。見事な満開振りで順光を受けて綺麗綺麗。来てよかったと思ってしまうのだ。

高城山を降りて尚も歩き続けると、やがて金峯神社の鳥居が見えてくる。アレェ〜様子が変、本来の参道の緑の山が伐採されて、桜の苗木が植えられているではないかい。

にわかには納得できないけれど時間が解決してくれるのかな?。金峯神社に花を添える桜木数本。綺麗んだけど人は多いし、タクシーが止まってるし撮影スポットが小さいよね。

ここまで来ると毎度の事ながら、奥千本行きが億劫になってくるな。時間も時間だし周回すれば疲れるし、帰宅の時間も影響するし、という事で帰ることになる。

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