2011/02/13 晴れ

 

 

関屋駅→屯鶴峯→(ダイトレ)二上山(雌岳)→竹内峠→(竹内街道)磐城駅

   
 

今日は、私のメモリアルデェーになるな。関屋から屯鶴峯までの「数`」を踏破すれば、私の踏跡は交野三山の生駒最奥から金剛葛城連山を経て、三石山、岩湧山はおろか三国山、和泉葛城山、大福山、飯盛山と繋がって、更に岬、加太の海岸までもが繋がるんだよね。これって快挙といえるだろな。

ダイトレの起点でもある屯鶴峯、端から端を歩いたわけで無いのがチョッピリ残念で、欲をだして北側斜面からの縦走を試みた。雪が残って足場は今一つ、それでも道がある限りたとえ火の中、藪の中...、意欲はあったけどやがてその道がなくなって。躊躇無く撤退できるのが私の長所なんだな、しかたなしにUターン後、迂回して屯鶴峯に向かうことになる。

屯鶴峯には東屋が一箇所あるらしいのに、案内板とか説明されてる物が全くない。決まった道というのが無いのかなぁ〜、若者一人、降りたり登ったり奮闘中だった...(展望図ぐらい欲しいもんだ)。

歩行 14.3Km       GPS_ダウンロード                    GPS軌跡@ A B

   

     関屋から屯鶴峯@  関屋から屯鶴峯A  屯鶴峯

車両止めの内に入ると、なんだか巨石が意図的に置かれてるようで...。その巨石の上に小石が積み上げられて、ケルン状になってて少し異様な雰囲気もするな。

たまたま出あったハンターが教えてくれた、巨石は車両避けに、小石は子供が遊んだんだろうと。今月既に猪を6頭仕留めてるんだって、エッ!猪が出るの?。猪は人間を見ると直ぐ逃げてくれると聞いて安堵する。道を挟んで大阪側の許可をもらってるらしい(私は奈良側だ)。

明瞭な道は直ぐ藪になるが、GPSの軌跡を持ってるから暫くは突入を試みる。やがて笹が倒れて行き止まり状態の場所にでる。前方に道は見えないし、下から覗いても道は見えないのだ。地形から察するに横の谷に降りてるのかも...、こんな日に谷遡行はごめんと撤収することにした。

元の分岐まで戻ると、まだハンターさんが居て撤収を喜んでくれた?。おかげでぶどう畑の広がる、のどかな山の風景に出会えてこれはこれで大満足だった。

屯鶴峯、奇岩の風景はともかく縦走路が気になってしまう。眺めていると若者が一人、遠くで奇岩の上に立ってなにやら眺めているようだった。道が見つからないのだろう、岩場の中をいったり来たりして...、動きの敏捷さに歓心する。

     ダイトレ二上山(雌岳)

入り口に雪が残ってて、山上の状態が想像できるというもんだ。雪はともかく階段が続いて、しかも小さなアップダウンを繰り返す道だったんだと思い出す(ナンノナンノ)。

笹枯れの間から展望が開くところが多い、ハイカーとも会うわけで意外と早く着いた感じもするな。万葉の森出合いから「馬の背」に向かおうとすると、アイゼンを装着してハイカーが降りてくる。馬の背を敬遠、迂回して木の階段道を登って雌岳を目指すが、都会に住む人間に雪は新鮮だ。

     竹内峠から(竹内街道)磐城駅

雌岳からの展望で、ダイトレ延長上の岩橋山斜面にはかなりの雪が残ってるのがわかる。ダイトレを少し登って「上の太子」に抜ける予定が、竹内街道を磐城へ廻ることになる。

日本最古の官製道路「竹内街道」、山中に昔の面影が残ってるわけでなし、退屈といえば退屈、静かといえば靜な道だ。

竹内集落は吉野を結ぶ古道との交差点でもあったらしく、意外と大きな集落だったんだと思う。古い民家に、目一杯あわせたんだろう新しい民家はチョットちぐはぐかなぁ〜。

振り返る金剛、葛城連山がすこぶる美しい。圧倒される風景に昔の人は神の世界を見たんだろう。

     

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