2011/02/05 晴れ

 

 

妙寺駅→(三谷坂)丹生酒殿神社、笠峠、丹生都比売神社→二つ鳥居、小都知の峯→高野口駅

   
 

高野山参詣道、色々ある中で三谷坂道(勅旨坂)は未だ未踏の道なのである。暑い季節は登りづらく、といって夏でも涼しい山を冬はさらに登りづらく、宙に浮いていたのである。

寒波がおさまって、突然の小春日和に行ってみたいという事になる。私の山行も250回を越して、全くの未踏地域も少なくなってきたなぁ〜、今日も周辺の知識はかなりあるわけで、緊張感が乏しくなってくるのかなぁ〜。ゆっくりと歩く事が多く、標準タイムにかなり遅れてしまうのだ。

今日は展望が期待できるコースだったのに、予想せぬひどい春霞で、残念。町石道は時間に逆行したのかな、一人のハイカーにも逢わなかった。

歩行 20.4Km       GPS_ダウンロード                    GPS軌跡@ A B

   

     三谷坂を天野の里  丹生都比売神社

地形的に紀ノ川を渡ると直ぐに山になるんだな、川沿いからの集落が直ぐに途切れるわけで、参詣道とはいいながら、他に比べて民衆の息吹というか、足跡の少ない道という事になるのかな。

徐々に高度を上げていき、尾根に乗掛かると緩やかに道が伸びる。眺望も抜群で、対面の集落が靄って、まるで天上の世界に生きてるようだ。

高度が280bをすぎる頃から、周囲は植林にかわり、単調な山中の山歩きになってしまうんだな。「頬切り地蔵」が祭られていて、土地の人に勧められてたもんだからお参りをしてみたら...、首から上の病気にいいんだそうだ。

きょうの視界の悪さに目が悪いのかな?と、不安だったもんだから「悪くなりませんように」とまじめにお願いしておいた。

世界遺産、丹生都比売神社(天野大社)は今日は参拝客は疎ら。静かな雰囲気に浸る、本殿に祭られている4神の建物が、きらびやかでそれに厳かで実に美しいのだ。

     八丁坂、二つ鳥居、古峠、小都知の峯

八丁坂から「二つ鳥居」に向かう、結構な急坂と思ってたのに、ごくごく普通の坂だったんだ。

「小都知の峯」登山口は、古峠から二つ目の町石(126)からになる。植林との境界に沿って直線上に、町石道とは並行に伸びるかんじで不安を感じない。

下山はそのまま反対側に、道に被さるように倒木があって、テープを外さないよう緊張するなぁ〜。直ぐに町石道に誘導される道標があって「ホッ」とする(出合う町石は133)。

町石道に乗れば遭難することは無いでしょう、しかし一人のハイカーとも逢って無いなぁ〜。今日は九度山周りをやめて、JR「高野口駅」廻りで帰ることにする(期待していた展望は未だ靄の中だ)。

     

inserted by FC2 system